千年家の当主
法火を守る千年家の当主
「法火」は、三連かまどの中に火種として保存されています、毎日朝夕には火が焚かれ岩井の水でたてたお茶が毘沙門天像に供えられます。この「毘沙門天像」は、毎年4月13日「御開帳祭り」の日だけ参観できます。
ご当主の文彦さんは子どもの頃から法火を絶やさないのは当然と思っていたどうです。奥様の千鶴江さんは、横大路家へ嫁入りした当初は、「法火」の由来も知らされず、教えられたとおり火を絶やさぬように注意してきたそうです。(写真下)
この「法火」は、有名な比叡山の親火であることから、とにかく火だけは気が抜けないと言うように「日帰りで外出はできても。家族一緒での旅行は難しい」と言われます。
また土間にある大きなかまど(写真下)は、毎年4月13日に開かれる「御開帳祭り」の時などに使われています。
「法火」をわけて欲しいと近所の方や観光客から言われるそうですが、ご夫妻は断られてきました。
「分けた火が、永久に燃え続けるとは限らない」という理由もありますが、先祖代々受け継がれてきた「法火」を守る責任と火に対する考えが一般とは異なるのです。
(写真下;文彦さんと千鶴江さんご夫妻)

この「法火」は、平成15年に新宮町が製作した映画「千年火」の題材となりました。それ以来、外国や遠方からの見学が増えてきました。
1200年にわたり新宮の歴史ととももに燃え続けている「法火」は、すでに45代(ご子息)46代当主(お孫さん)に受け継がれることが決まっています。
